どうも、ミキマネです。
劇団「維新派」の主催で劇作家・演出家の松本雄吉(まつもとゆうきち)さんが死去されました。
死因は食道がんで享年は69歳でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
今回は紫綬褒章を受章するなど長年活躍された松本雄吉さんがどのような方だったのか調べてみましたのでご覧ください。
松本雄吉のプロフィール
◎名前:松本雄吉(まつもと ゆうきち)
◎生年月日:1946年10月10日
◎出身地:熊本県
◎職業:演出家、劇作家、劇団「維新派」主宰
◎学歴:大阪教育大学卒
経歴
1970年、大阪を拠点とする「維新派」を結成。
関西を中心に、大掛かりな特設野外舞台による作品を公演する。
1991年、東京・汐留コンテナヤードで巨大野外公演「少年街」を行い、関西弁を生かした独自のスタイル「ヂャンヂャン☆オペラ」を確立。
1999年、「水街」で大阪府舞台芸術賞受賞。
2002年、「カンカラ」で朝日舞台芸術賞受賞。
2000年に海外初公演をオーストラリア・アデレードフェスティバルで上演し、以降、ヨーロッパ・南米のツアーに加え、オセアニアツアー、シンガポールなど海外から多数のオファーを受ける。
2005年、読売演劇大賞・優秀演出家賞受賞。
2011年に紫綬褒章を受章。
2013年に大阪市民栄誉賞、2014年に大阪市文化祭賞優秀賞、2015年に大阪文化賞を受賞する。
松本さんは野外演劇の第一人者で国内だけでなく世界から評価された演出家でした。
人となり
実家は造船所で、幼いころは大工になるのが夢だったそうです
絵を描くのが昔から好きだったそうでその影響で大阪教育大学で美術を専攻し、表現だけでなく美術にも優れた劇団を作り上げました。
それでは次に劇団「維新派」について調べましたのでご覧ください。
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劇団「維新派」とは?
松本雄吉さんを中心に1970年に作られた劇団。
特徴として、劇団員総勢50名ほどが自らの手で1.5~2ヶ月以上かけて巨大な野外劇場を建設し、公演が終われば自ら解体して撤収するという「scrap&build」の劇団と知られている。
また公演時にはさまざまなフードやドリンクを提供する屋台村を併設し、巨大劇場と合わせ名物となっています。
ヂャンヂャン☆オペラ
維新派の作品は少年少女の青春群像劇を軸に、退廃的でノスタルジックな世界観を構築する。
会話によって語られることは少なく、セリフのほとんどを単語に解体し5拍子7拍子のリズムに乗せて大阪弁で語られる独特の劇形態「ヂャンヂャン☆オペラ」が有名。
ちなみにヂャンヂャン☆オペラは大阪下町「新世界」にあるジャンジャン横丁から取ったものである。
代表作
1991年 少年街
2000年 水街
2002年 カンカラ
2004年 キートン などなど
まとめ
松本雄吉さんと仕事をしたたくさんの方々のコメントを見ていると、演出家として尊敬され、人として愛されていたんだなと感じました。
昨年末より入院治療を行いながら、今年の秋に奈良市内で上演する新作の準備を進めていたそうです。
きっと松本さん本人が一番悔しかったでしょうね。
謹んでお悔やみ申し上げます。